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VRChat 2024.06.24

【週刊 気になるVRChat 6/24号】ジェイプラ、NAGiSA、Weird展――日本発ワールドが激アツな一週間!

ソーシャルVR「VRChat」では、毎日様々なイベントが開催され、新たなトピックが次々に生まれています。しかし、あまりにも多くの出来事が起きているため、「今なにが起きているの?」となっている人も多いはずです。

「週刊 気になるVRChat」では、筆者が個人的に注目したVRChatのトピックを一週間単位でピックアップ。話題になった「VRChatのいま」を、ざっくりとお伝えいたします!

目次

1.デフォルトホームがアップデート! より広大かつ美麗に
2.新たな初心者ワールド登場。「VRC-JP 初心者プラザ」公開!
3.気軽にマンツーマンの会話を楽しめる交流ワールド「NAGiSA」公開!
4.lainの世界を追体験。「Weird展 ようこそ、ワイヤードへ。」スタート!

デフォルトホームがアップデート! より広大かつ美麗に

https://www.youtube.com/watch?v=RQ3LCryWa0A

デフォルトのホームワールドがアップデートしました! 先行で限定公開されていたものが、正式にリリースされた形です。


従来のホームワールドから大きな構造はそのままに、景観が大きく一新。ビジュアル面のクオリティも向上し、全体的に広くなっています。

アバターの見本が設置されたミラーや、人気ワールドへのポータルなど、とりあえずVRChatを始めたばかりの人に役立つ機能も健在。もちろんモバイル版からでもアクセス可能。新しくなったホームワールドから、VRChatへの旅を始めてみましょう!

新たな初心者ワールド登場。「VRC-JP 初心者プラザ」公開!

VRChatを始めたばかりに訪れることが推奨される「初心者ワールド」。すでに「[JP]Tutorial world」や「[JP] USiOPORT ウシヲポート」などの定番も多いですが、新たな選択肢が登場してきました。

https://x.com/VRCDiscord/status/1802975018873458804

Discordサーバー「VRC-JP」の公式ワールド「VRC-JP 初心者プラザ」は、その名の通り初心者ワールド。通称は「ジェイプラ」。基本操作を学び、ワールドやサンプルアバターの情報を得ることができます。

操作解説エリアは日本語版UIで作成。螺旋状の導線を進むわかりやすい設計です。

おすすめワールドコーナーは多数のポータルがぎゅっと集約。うっかり触れて行方不明になる事故を防ぐために、ポータルの周囲は透明なケースで保護されており、ケースにふれると上方へ動いて入場可能となる仕掛けがあります。

おすすめアバターコーナーにはかなりの数のサンプルアバターアバターが設置。特に「桔梗」、「萌」、「舞夜」、「ウルフェリア」、「狛乃」、「瑞希」などなど、ユーザー数がかなり多い人気どころが集結しているのが大きな特徴です。特に「桔梗」のサンプルはとてもレア。これだけでもかなりおすすめできます。

ほかにも、利用自由なイベントスペースや、モバイル対応済みで容量が20MBちょっとと軽量な点もポイント。見た目はローポリながら、機能性の高さは大きな強みです。初心者が自分で訪問するのはもちろん、初心者を連れていき、情報やアバターを教えてあげる場としてもかなり有用です。

「VRC-JP 初心者プラザ」へのアクセスはこちら(モバイル対応済)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_7345f139-e021-45cb-986e-b8b0f43994fa

気軽にマンツーマンの会話を楽しめる交流ワールド「NAGiSA」公開!

https://x.com/Engine_Kazumi/status/1803742152616550475

ソーシャルVRの醍醐味である「会話」に特化した、新しいコンセプトのワールド「日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]」が登場しました。

制作したのは、VTuberのエンジンかずみさん。これまで、VRChat上でのインタビュー企画を数多く手掛けてきた一人で、パブリックを出歩いている人の中には、遭遇したこともあるのではないでしょうか。

そんなエンジンかずみさんが手掛けた「NAGiSA」は、ワールド内にいるユーザーとランダムで、1対1で、5分間のおしゃべりができます。ユーザーとのマッチングは自動で行われ、5分経つごとに別の人との会話に臨むことができます。

筆者も体験してみたのですが、これがなかなかにおもしろい。このワールドに来る時点で「誰かとおしゃべりする」ことはお互いに共通しているし、サクサクと人が入れ替わるので、気負いせずおしゃべりが楽しめます。話題に困ったら「話題デッキ」も活用できますよ。

パブリック特有の「知らない人の輪に入りにくい」という問題をうまく解決し、新しい人との出会いが期待できるパブリックのいいところをうまく抽出した、絶妙なワールドとなっています。初心者からベテランまで、気軽におしゃべりを楽しみましょう!

「日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP]」へのアクセスはこちら(モバイル対応済)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_1b94e327-036b-4d09-81be-e898d71f02cb

lainの世界を追体験。「Weird展 ようこそ、ワイヤードへ。」スタート!

https://x.com/1998_lain/status/1803744615482511477

Anique株式会社によるワールド「Anique Museum」が公開されました。アニメなどのIPを扱う同社が手掛けるミュージアムとなっており、第1弾展示「Weird展 ようこそ、ワイヤードへ。」が、6月21日より公開がスタートしました(終了日未定)。

展示作品は「serial experiments lain」。サイコホラー要素もある陰鬱な作風ながら、現在のインターネットが普及した世界を予見したような世界観から、その名を知る人はもちろん、世界中にコアなファンが存在する偉大な作品です。本展示は、本作の25周年を記念した企画でもあります。

展示内容は、「不気味」というベクトルからピックアップした、アニメ版「serial experiments lain」からの引用が見られる作品群。キャプションが添えられた1シーンや、主人公・岩倉玲音の「顔が映るシーン」だけを表示し続けるブラウン管の塔など、どこかアート性も意識したような作品が出迎えます。

そして、アニメ版で何度も登場する「通学路」を再現したエリアもあります。記憶に残りやすいシーンの舞台がよく再現されている上に、背後になり続ける原作由来の効果音も相まって、VRで立った時の没入感はバツグン。モバイル対応しているので、Questユーザーもぜひ体験してほしいところ。

順路の最後は、本展示会向けに描き下ろされたキービジュアルも含む、様々なアートワークの展示があります。すぐ近くには、BOOTHで販売中のデジタルグッズも展示されているので、購入前にチェックしてみましょう。

全体的にモダンな建物となっているミュージアムそのものも、写真映えするいい空間です。ちなみに、階段を登った先のモニターでは、週替わりでアニメ版「serial experiments lain」が上映されるので、本作をこれから知るきっかけとしてもおすすめできそうです。

Aniqueの担当者によれば、「Weird展 ようこそ、ワイヤードへ。」は、今後ウィークリーで展示内容のアップデートを予定しているとのこと。さらに、この展示会以外にも、新たな展示会を開催する長期的な運用を目指しているそうです。どんな作品がやってくるか、今後の展開にも注目です。

「Anique Museum」へのアクセスはこちら(モバイル対応済)。
https://vrchat.com/home/world/wrld_ed1acb6a-fc2e-4d07-8ce7-86c36420fe47

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