ソーシャルVR「VRChat」の初期ホームワールドが大幅リニューアルされると発表されました。このホームワールドは、「VRChat」をデフォルト設定のまま起動したとき、最初に入るワールドで、操作やアバター変更、ポータルでのワールド移動といった基本的なシステムを学ぶことができます。
5月現在、新バージョンのホームワールドのβ版が先行公開中。どんな変更が行われるかを一足先にチェックできるので、早速新ワールドに入ってみました。
新ホームワールドに入ってまず感じるのは、ワールド内のグラフィックがかなり豪華になったという点です。以前のバージョンは全体的にシンプルな、少し味気の無い空間でしたが、最新バージョンでは、ぼんやりと光るキノコや暖色の照明などが追加され、ゆったりチルアウトできそうな落ち着いた空間となっています。
アバターの姿をチェックするためのミラーや、サンプルアバターのリストといった既存の機能は新ワールドにも実装されています。現在と比べると、鏡のサイズは大きくなり、アバター検索もより操作しやすいものに。細かい部分の更新もしっかりと行われています。
(こちらが現在の初期ホームの鏡。比べるとサイズが少し小さめ)
鏡のすぐ横には、ワールドのBGM用の音楽プレイヤーが新たに設置されています。これまでのホームワールドでは、音楽が流れていなかったため少し寂しさがありましたが、これで、気分転換もできるはず。
音楽プレイヤーは、あらかじめセットされた楽曲だけを再生できるシステムのようです。色々と操作してみたものの、他ワールドのようにYouTubeのURLを貼り付けて曲を聴くことはできませんでした。
なお、リスポーン地点の反対側には、エリアに入るとフワッと空中に浮遊する不思議なエリアも用意されています。現在では浮遊するだけの場所なのですが、正式実装時には、何らかのギミックが追加されるかもしれません。
初期ホームワールドは「VRChat」で最初に触れるワールドであり、多くの人が“拠点”として活用しています。今回の更新は、新しいユーザーからベテランプレイヤーまで、多くの利用者にとって嬉しいアップデートになる予感です。新ワールドの正式な実装時期の発表を、楽しみに待ちたいところです。
新バージョンのホームワールドへのアクセスはこちら(β版)
執筆:井文