韓国の国立電波研究院(RRA)が、「PICO 4S」と思われるデバイスを承認したことが確認されました。RRAはアメリカのFCC(連邦通信委員会)に相当する機関で、韓国で無線機能を搭載した機器を販売するためにはRRAの承認が必要です。
今回RRAが承認したデバイスの申請ナンバーは「A9210」。先日、ベンチマークソフト「Geekbench」に同名のデバイスが登録されたことが確認されており、「Snapdragon XR2 Gen 2」を搭載し、12GBのRAMを実装していることが判明しています。
「A9210」の承認は、VR系インフルエンサーのBrad Lynch氏が発見しました。公開された仕様書には、6GHz帯のWi-Fiに対応する旨が記載されています。これは、同ヘッドセットがWi-Fi 6Eをサポートすることを示唆しています。
Pico’s new headset just got certified in South Korea pic.twitter.com/EPqXBQsbZu
— Brad Lynch (@SadlyItsBradley) June 18, 2024
PICO社は2023年末、新型VRヘッドセット「PICO 5」の開発を中止し、改良型「PICO 4」の製造に取り組む方針に転換したことが報じられました。「PICO 4S」の開発も以前から確認されており、3月にはPICO社が「PICO 4S」という名称を中国の国家知識産権局に出願していたことが判明しました。
現時点では「PICO 4S」に関する正式な発表はありませんが、RRAが承認したということは、正式なリリースが近いことを示唆しています。PICO社からの正式な発表を期待して待ちたいところです。
(参考)UploadVR
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