Meta Questシリーズ向けの最新ソフトウェア・アップデート(v65)の配信が段階的に開始されています。今回の更新では、すべてのiPhoneからQuestへの“空間ビデオ(立体視映像)”やパノラマ写真のアップロードが可能に。システムUIのMR(パススルー)適用なども導入されます。
空間ビデオは、iPhone 15 ProまたはiPhone 15 Pro Maxで撮影可能なコンテンツです。撮影した動画をQuest側にアップロードすると、デバイスで再生できるように変換された上で、クラウドに保存されます。 Questシリーズは、2月に配信されたv62アップデートで空間ビデオに対応しました。
今回の更新では、Questへの空間ビデオアップロードに、すべてのiPhoneが対応しました。iPhone 15 Proなどから送信したり、Safariからダウンロードしたりした映像を、Quest側に送ることができます。またiPhoneで撮影したパノラマ写真を、すべてのiPhoneからQuestにアップロード可能になったとのこと。
またv65アップデートでは、すべてのメニューにMRモードが反映されるようになりました。これまでのQuestでは、MRモードを有効にしていても、電源オフやロック画面といった一部メニューは、VR(周辺の様子が見えない)で表示される仕組みでした。更新後は、こういった操作を行う際もMRモードを維持できるようになります。
さらに、Questを着用した状態でマウスやキーボード操作を行う際、ハンドトラッキングが誤って作動する問題の対処も行われたそうです。現時点では、改善点の詳細は不明ですが、リモートデスクトップなどでPCを“遠隔操作”する場合も、アップデートは適用されると思われます。
(参考)UploadVR
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