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企業動向 2023.10.30

Meta、2023年Q3は売上・利益ともに好調。メタバース部門は新製品に期待

Metaが2023年度第3四半期の業績を発表しました。全社の売上高は前年同期比で23%増加、営業利益率は40%に向上しました。広告事業の好調や人員削減の影響と思われます。XRやメタバースを手がける「Reality Labs」部門は営業損失が拡大していますが、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は「私たちのコミュニティとビジネスにとって良い四半期だった」とコメントしています。


(出所:Meta)

日本時間10月25日に発表された決算資料によれば、全社の売上高は341億4,600万ドル(約5.1兆円)、営業利益は137億4,800万ドル(約2兆円)でした(※いずれも為替レートは2023/10/27時点)。

XR関連デバイスやコンテンツ開発、メタバース構築に取り組むReality Labs部門は、売上高が2億1,000万ドル(約315億円)、営業損失は37億4,200万ドル(約5,613億円)となりました。これは過去8四半期で最低水準だった前四半期をさらに下回りました。Metaは製品開発への継続的な取り組みと、エコシステム拡大に向けた投資により、営業損失は前年比で大幅に増加すると予想しています。


(出所:Meta)

MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、決算資料の冒頭で「Quest 3やRay-Ban Meta、AIスタジオの立ち上げなど、AIとMR(複合現実)を前進させるために我々のチームが行った取り組みを誇りに思います」と総括しました。

なお、今回の決算発表には。「Meta Quest3」をはじめとした2023年度に発売予定の新製品の売上は含まれていません。ホリデーシーズンとなる2023年Q4~2024年Q1において、購買行動がどう変わるかに注目です。

(参考)Meta

(※2023/10/31/10:20……売上高の桁数に誤りがあったため訂正)


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