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VR体験施設 2024.06.07

名画の世界に入り込んだような体験「Immersive Museum TOKYO」の第3弾が開催 テーマは“印象派と浮世絵”

アート体験プログラム「Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~」が、7月10日(水)より東京新宿のベルサール新宿南口にて開催されます。あわせて、チケット発売が開始されました。

「Immersive Museum TOKYO」は、特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、全身で名画の世界に入り込んだようなアート体験が可能になります。2022年は印象派、2023年はポスト印象派をテーマに、アート体験プログラムを開催しています。

今回開催される第3弾では、会場やコンテンツを一新してさらにパワーアップ。「印象派と浮世絵」をテーマとし、印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネや、葛飾北斎や歌川広重らを代表とする浮世絵が印象派に与えた影響を、没入型体験でお届けするとのこと。

シーンの紹介

【SCENE01】江戸の町
活気溢れる江戸を描いた「熈代勝覧」を最新映像技術で動画化。会場へ訪れたみなさまを浮世絵が売られている店先へと誘います。

【SCENE02】ゴッホの浮世絵コレクション
ゴッホは浮世絵に魅了され、そこに描かれる「日本」に憧れを抱いていた事がわかるシーンを描きます。数百点近くに及ぶ彼のコレクションから一部を紹介していきます。

【SCENE03】浮世絵の影響「モチーフ」
当時の西洋絵画では、市井の生活や風俗を描くことの価値は低いと考えられていました。一方、日本の浮世絵はパリの若い画家たちにこれまでにない新しい視点を持ち込んだ。

【SCENE04】東洋と西洋
ヨーロッパの街並みと江戸の街並みを対比します。時空を越えて出会った東西の絵画に没入し、互いに及ぼした影響を想像してお楽しみいただけます。

【SCENE05】浮世絵の影響「構図」
浮世絵の大胆な構図も、従来の西洋絵画には存在しない文法でした。印象派の画家たちはそのエッセンスを取り入れ新しい絵画に挑戦しました。

【SCENE06】連作
セザンヌが好んで描いたサント・ヴィクトワール山。葛飾北斎の富嶽三十六景と対比して両者の類似と差異を探ります。

【SCENE07】ゴッホと浮世絵
浮世絵をこよなく愛したゴッホ。彼が残した数々の名画からはその痕跡は随所に見られ、浮世絵とのつながりを読み取ることができます。

【SCENE08】印象派の夜明け
浮世絵から様々なインスピレーションを受けて、独自のスタイルへと発展させた画家たちの新しい絵画。「印象派」の誕生です。

展示作品情報

・クロード・モネ
「睡蓮」「印象 日の出」「ラ ジャポネーズ」「積みわら」「ロンドンの国会議事堂」「ルーアン大聖堂」
・エドガー・ドガ
「バレエの舞台稽古」「舞台の踊り子」「オペラ座のオーケストラ」
・ピエール=オーギュスト・ルノワール
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」「少女イレーヌ」「猫と眠る少女」「陽光のなかの裸婦」
・カミーユ・ピサロ
「霜」「収穫」
・ベルト・モリゾ
「身支度をする女性」「読書」「モルクールのリラの木」
・アルフレッド・シスレー
「秋、ブージヴァル付近のセーヌ河畔」「曇天のサン・マメス」
・ギュスターヴ・カイユボット
「ボート漕ぎ」「床を削る人々」
・メアリー・カサット
「お茶の時間」「マルリーの庭で編み物をするリディア」

坂上桂子氏監修コメント

坂上桂子氏

東京都生まれ。早稲田大学教授。専門は近現代アート。主な著作『ジョルジュ・スーラ 点描のモデルニテ』(ブリュッケ)、『ベルト・モリゾ ある女性画家の生きた近代』(小学館)等。

アニメや漫画以前にも、海外で日本のヴィジュアルカルチャーが脚光を浴びた時代がありました。19世紀、印象派からポスト印象派の時代です。モネが睡蓮の連作を描いたジヴェルニーの自邸の池には、日本の太鼓橋が架けられていました。美食家だった画家が日々食事を楽しんだのは、浮世絵で囲まれたダイニングでした。ゴッホはパリで浮世絵を集めましたが、その数は、数百点以上にものぼります。移住した南フランスは、ゴッホがイメージした日本の代替地にほかなりませんでした。彼らが活躍した時代、折しも日本は開国し、多くの美術品が万国博覧会や画商を通して国外に知られるようになります。やがて日本美術は、西洋の画家たちの目に留まり、豊富な着想源になったのでした。印象派、ポスト印象派の芸術においては、東西の異文化の出会いが、新たな創造を促したといえるでしょう。イマーシブミュージアムでは、大画面に映しだされる多彩な映像が、モネやゴッホが想像した浮世絵の世界へ皆さんをいざないます。北斎や広重、モネやゴッホが現代的映像と音楽でつながる独自の世界観を、ぜひ楽しんでいただければ幸いです。

イベント概要

イベント名 「Immersive Museum TOKYO vol.3 印象派と浮世絵 ゴッホと北斎、モネと広重」
期間 2024年7月10日(水)~2024年10月29日(火)
会場 ベルサール新宿南口(東京都渋谷区千駄ケ谷5-31-11 )
※2022年、2023年とは開催会場が変更
※ベルサール新宿グランド、ベルサール新宿セントラルパークとは異なるので注意
アクセス 「新宿駅」新南口徒歩4分(JR線・都営大江戸線・小田急線・京王線・京王新線)
「新宿三丁目駅」E8出口徒歩2分(丸ノ内線・副都心線・都営新宿線)
「代々木駅」東口徒歩5分(JR線)A2出口徒歩7分(大江戸線)
チケット販売 2024年6月7日(金)AM10:00より下記プレイガイドにて発売開始
公式チケット イープラス(電子チケット) https://eplus.jp/immersivemuseum-a/
イープラス(紙チケット) https://eplus.jp/immersivemuseum-a/
楽天チケット https://r-t.jp/immersivetokyo
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/immersive-museum3/
ローソンチケット https://l-tike.com/event/mevent/?mid=648047
チケット料金 【平日】
大人2,500円、大学生・専門学生2,000円、中学・高校生1,500円
小学生以下無料 障がい者割引2,000円
【土日祝】
大人2,700円、大学生・専門学生2,200円、中学・高校生1,700円
小学生以下無料 障がい者割引2,200円
「日時指定券」日時を指定して購入可能。
「当日券」日時指定券の販売枚数に余裕のある場合のみ当日券(当日のみ有効)を会場で販売。販売規定枚数に達している場合は、会場での販売は実施しない。
※土日祝日の終日、及び平日の午後は完売になる事が多いため、事前に日時指定券の購入がお勧め。
主催 Immersive Museum TOKYO 実行委員会
株式会社電通/株式会社ドリル
株式会社ミューベンツ・ジャパン /佐々木ホールディングス株式会社
公式サイト https://www.immersive-museum.jp/tokyo/
公式SNS Instagram https://www.instagram.com/immersive.museum/
公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/MuseumImmersive
主管/企画制作 株式会社電通、株式会社ドリル
協賛 住友不動産ベルサール株式会社
協力 Yogibo
問合せ先 [email protected]
※団体予約等、お気軽にご連絡くださいとのこと。

(参考)公式提供資料、プレスリリース


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