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話題 2019.07.22

ドワンゴ「ハレスタ」発表、リアルとバーチャルの融合を掲げる新スタジオ

株式会社ドワンゴは、サテライトスタジオ「ハレスタ」をHareza池袋内の東京建物Brillia HALLにオープンすることを発表しました。オープン日となる11月1日には記念セレモニーが行われ、2日・3日には多数のゲストを招いたこけら落としの記念イベントが開催されます。合わせて、「nicofarre(ニコファーレ)」および「ニコニコ本社」は7月末日をもっての営業終了が発表されています。

「ハレスタ」では“リアルとバーチャルの融合”を掲げ、池袋から日本のポップカルチャーを世界へ発信する“リアルプラットフォームスタジオ”として、「Hareza池袋」グランドオープンより一足先にオープンします。niconicoのこれまでのスタジオ技術・演出面で蓄積された制作ノウハウを集約し、最新鋭の技術とインターネットを駆使したバーチャルキャラクターによるライブパフォーマンスやアニメ・ゲーム関連のステージイベントなど幅広いコンテンツを発信していくとのこと。


(東京建物 Brillia HALL正面入口からみた250インチLEDビジョン)

バーチャルキャラクターの出演に際しては、遠隔からのリアルタイムモーションキャプチャーをスタジオへ反映することで、生放送や高精細LEDを駆使したリアル空間でのアニメ・バーチャルキャラクターの世界観を表現する演出などが可能になるとのこと。また、“マルチプラットフォーム配信形式”を採用し、niconicoに限らず他社配信プラットフォームとIP(権利者)を結びつけ、ユーザーのニーズに合致したライブストリーミング配信が提供されます。

さらに、2.5次元俳優や新人アイドル、声優からアーティストなど、さまざまな出演者に“会える場”として、バラエティに富んだ出演者プログラムを連日編成。スタジオ内外の壁面には250インチの大型LEDパネル「ハレスタLEDビジョン」が設置され、ニコニコ生放送やコメント、広告等の映像を高精細に映し出すことができ、国内最大級のデジタルモニターを有するサテライトスタジオになるとしています。

この他、隣接するパークプラザや正面に位置する中池袋公園で行われるイベントとの連動により放送も同時に行うことで、ネットとリアルの双方からアプローチできるとのこと。


(「ハレスタ」イメージ)

「ハレスタ」拠点化と「ニコニコ本社」の営業終了

今回の「ハレスタ」の発表にあわせ、「nicofarre」および「ニコニコ本社」の営業終了が発表されています。「nicofarre」は六本木にて8年にわたりさまざまな生放送やイベントが開催され、「ニコニコ本社」は2014年に原宿から池袋P`PARCOに移転し、カフェやイベントスペース、サテライトスタジオなどを有していました。

「ハレスタ」ではこれらの施設のコンセプトを継承し、コンテンツ発信拠点として、さまざまな文化を世界へ発信するとともに、池袋の新たなにぎわい創出と「国際アート・カルチャー都市」形成に寄与できるよう、今後も池袋エリアの国際競争力向上に貢献することを目指すと明かしています。

(参考)株式会社ドワンゴ ニュースリリース


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