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VRChat 2024.05.03

GWに遊びたい! おすすめの「VRChat」ワールド5選

4月末から始まった大型連休のゴールデンウイーク(GW)。「VRChat」を徹底的に遊んでみるのはどうでしょうか?

本記事では、遊べる系から観光や風景が楽しめるワールドまで、今注目の「VRChat」ワールドを5つピックアップして紹介します。

Quest単体でもアクセス可能「ぽこピーランド」!

「ぽこピーランド」は、VTuberの甲賀流忍者ぽんぽこ(以下、ぽんぽこ)さんとオシャレになりたい!ピーナッツくん(以下、ピーナッツくん)による公式VRChatワールドで、「自身のキャラクターの遊園地を作りたい」という思いから誕生したバーチャル遊園地です。これまで入場するにはゲーミングPCが必須でしたが、GWから、Meta Questシリーズ単体やAndroid(スマホ版)でもプレイ可能になっています。

遊園地は、エントランスの「SANZAI STATION」のほか「MUSIC AREA」「豆下通り」「巨大ぽこピー」「ピ虐街」「ぽんぽこの里」といった6つのエリアで構成されており、徒歩で行くことはもちろん、園内を一周する電車に乗って移動することもできます。


(入口のSANZAI STATION)


(グッズ店に置いてある帽子などは試着可能!)

各エリアは、ぽんぽこさんとピーナッツくんのこれまでの活動や動画投稿などがモチーフになっており、例えば「MUSIC AREA」には、「グミ超うめぇ」をモチーフにしたジェットコースター「ピーナッツくんのGUMMY COASTER」があります。

また「ピ虐街」では、お化け屋敷に相当する「ピ虐研究所」があります。「ぽこピーランド」はファンシーな雰囲気のワールドですが、ここだけは別物、超ド級の怖さです! 入口で“イージーモード”に変更できるので、ホラーが苦手な人は忘れずに設定を変えましょう。

「ぽこピーランド」は、2023年のリリースから継続的にアップデートが続けられており、2024年3月には公開1周年を迎えました。現在は1周年を記念して、ワールド内の時間が“夜”に設定されています。


(広場に置かれているマカロンマシーン。連打するとマカロンの数がアップ!)


(マシーン裏の意味深なプレートに乗ると……?)

「ぽこピーランド」へのアクセスはこちら(PC版/Quest版

海の癒しを求める人向け「Sushi Aquarium 海洋棟​」​

VRで楽しめる水族館ワールド。実際の水族館のように水槽の中を泳ぎ回る魚たちの姿をゆっくりと楽しめます。展示されている魚はすべて実在しており、それぞれの水槽の前には解説ボードも設置されています。

順路を歩くとハナダイ、クルマエビ、ボラ、キンメダイ、メンダコ、ウツボといった魚がプレイヤーを出迎えてくれます。

設置されている水槽の形も工夫されています。ハナダイの場合は四角形(立方体)ですが、タコクラゲ水槽は六角形。ジンベイザメが悠々と泳ぐ“大水槽”には海中トンネルが通っていたりと、訪れたプレイヤーを飽きさせません。


(タコクラゲがふわふわと浮遊中。癒されます…!)

GW中は、多くの観光地が人であふれてしまいますが、自分でワールド(部屋)を自由に設定できる「VRChat」では、混雑の心配はありません。人ごみに煩わされずに、のんびりと水族館を楽しみたい人にオススメのワールドです。

ちなみに1階のポータルからは、淡水魚の展示を見れる“淡水棟”に移動可能。そちらでは、サケやボラといった川に住む魚たちがプレイヤーを待っています。


(淡水棟で撮影したサケやボラたち)

「Sushi Aquarium」へのアクセスはこちら(海水棟/淡水棟

まったりティータイム「metaCHA – Japanese Tea Experience」

京都の老舗製茶メーカー“福寿園”の公式ワールドで、企業初の「お茶をテーマとしたメタバース空間」の設立を目的として作られました。ワールド内には、「福寿園CHA遊学パーク」にある茶室が再現されており、VR内で抹茶を飲む体験が味わえます。

ワールド入り口の東屋には、「茶つぼちゃん」が腰かけています。彼女は茶壷をイメージした衣装を身にまとい、茶葉と茶壷の文化・歴史に由来しており、東屋内に入ると、日本茶の歴史を解説するテキストも表示されます。

ちょっとした探索要素も実装されており、茶室・東屋エリアの奥に近づくと、京・山城の仏さまが現れ、「そなたを茶を巡る旅へと連れて行ってしんぜよう」と富士山の山頂へワープできます。そこでも抹茶飲み体験ができます!

個人的には、最初は“リスポーン地点”でまったりした後、山頂に向かうと良いリフレッシュになる印象です。


(神々しい仏様。ちなみにボイス有り)

「metaCHA – Japanese Tea Experience」へのアクセスはこちら(高スペックのPCが必要)

人気の音ゲーの最新版がついにリリース「RESONARK 4 ELVES Part.2」

2024年4月に公開されたばかりの国内発の音楽ゲームワールド。サークル「sep-neko-ya」が開発を手掛けており、2023年に公開されたワールド「RESONARK 4 ELVES Part.1」の進化版に相当します。

「RESONARK 4 ELVES Part.2」では、両手に持ったハンドコントローラを使って、拍手や目の前の6本の糸の操作をして演奏を行います。演奏に合わせて周囲の背景のライティングが変わったり、音楽に合わせた演出が発生したりするなど、没入感を強める要素が多数盛り込まれています。

本ワールドには、「RESONARK」シリーズ初となるストーリーモードが実装。フィールド端末から、「ホノカ」と「シアン」たちの物語を体験することができます。テキスト情報に加え、要所では音楽に合わせた視覚表現もあります。

また、チャレンジを好むプレイヤー向けの「疎通試験」モードも実装されました。「課題曲3曲通してミスを10回以内に抑える」といった特定条件のもとで連続演奏を行うモードで、難易度も複数用意されています。


(メインメニュー画面)


(ストーリー要素は、ステージ横のタブレットで進行するシステム)

「RESONARK 4 ELVES Part.2」を深く楽しみたい場合は、「Creator Economy」を通じて課金(サブスク契約)もできます。登録は「RESONARK」グループのストア上で行う仕組みになっており、600クレジット(VRChat内の通貨)から契約でき、ワールドでプレイできる楽曲が増えるといった特典が与えられます。

「RESONARK 4 ELVES Part.2」へのアクセスはこちら

フォトグラメトリでベルギーの邸宅を再現「Manoir De Lébioles」

20世紀初頭にベルギーで建てられた実在の大邸宅。建てられた当初は普通の邸宅でしたが、現在はスパや高級レストランなどが併設された宿泊施設として運用されています。VRChat側の「Manoir De Lébioles」は、フォトグラメトリ(※)技術を使って制作されており、リアルな「Manoir De Lébioles」を体験できます。

※現実の建物などをさまざまな方向から撮影して、写真データをもとに3Dモデルに変換する技術。

入室すると、まず「Manoir De Lébioles」の歴史が書かれたパネルが登場。日本語にも切り替えることができます!

現時点で再現されているのは、邸宅の正面玄関と裏門(駐車場)。建物の中には入れませんが、正面玄関に触れると屋上にワープして周囲を見回すことができます。個人的には、正面にある噴水が結構なお気に入りです。全身トラッキングなどを使って腰掛けて、写真を撮るのも楽しそうです。

日本からベルギーに向かうには、最短でも片道12時間という長いフライトを乗り越える必要があります。一方「VRChat」ではPCからワールドにアクセスするだけでOK。「Manoir De Lébioles」を自宅に居ながら観光できるのが本ワールド最大の特色と言えます。

「Manoir De Lébioles」へのアクセスはこちら

執筆:井文


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