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活用事例 2024.06.26

市場シェア最大手の古河ユニック、クレーン操作を学べるVRトレーニングを発表。シンフォニアと共同開発

6月24日、古河ユニック株式会社とシンフォニア株式会社は、小型移動式クレーンのVRトレーニングシステムを共同開発しました。VRヘッドセットとクレーン操作デバイス「液晶ラジコンJOY」を用いて、リアルな小型クレーンの操作を学ぶことができます、


(画像:古河ユニック)

小型移動式クレーンの国内最大手と開発、リアルかつ直感的に

このVRトレーニングは、古河ユニックのクレーンに関する多様かつ深い知見をもとに制作されています。古河ユニックは小型移動式クレーンの国内最大手であり、同社が使用しているCADデータに基づいた3Dモデルを作成、操作感や荷重変化も実機に応じた開発・パラメータ調整がなされています。


(VRトレーニングで使用されている3Dモデルの一部。リアルでは手動で操作するパネル周りは、特に忠実に再現されている。画像: 古河ユニック)


(VRトレーニング中のスクリーンショット。「液晶ラジコンJOY」による直感的な操作が可能だ。 画像: 古河ユニック)

VRトレーニングの導入により、クレーン操作の事故率低下、作業効率の向上が期待できます。オペレーターが危険な現場での実習、さらにはクレーンの準備などを行うことなく、手軽に訓練が可能。初心者でもスムーズに操作に慣れることができます。

さらに、展示会や採用説明会でこのVRトレーニングを提供することで、若年層や他業界関係者による、クレーン業界への興味と関心を引き上げる効果も期待されます。


(開発には複数回のテストや、古河佐倉工場での実機操作体験会を実施。開発を行ったシンフォニアが、なるべくリアルなものが仕上がるように尽力した。画像: 古河ユニック)

古河ユニックとシンフォニアは、今回の共同開発を基に、さらに多くのVRトレーニングコンテンツを開発することを予定しています。将来的には、このVRトレーニングシステムが、業界の標準的な教育ツールとなることを目指します。

(参考)古河ユニックシンフォニア


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