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投資 2024.06.21

日本のDiver-Xが2億円の資金調達。VRグローブやビジネス向けソリューションなど開発

6月19日、Diver-X株式会社は約2億円の資金調達を発表しました。資金調達により、XRデバイス「ContactGlove」や「ContactSheet」など、人間インターフェースデバイス(Human interface Device, HID)の開発や市場展開を加速させます。


(Diver-XのXR関連インタフェースデバイス。指の動きをVR上に反映する「ContactSheet」やグローブ型デバイス「ContactGlove」などを開発・販売している。画像: Diver-X)

toCからtoBまで幅広く、すでに収益化も

Diver-Xは2021年に設立。VR用グローブ「ContactGlove」をはじめとする、人間インタフェースデバイスの研究開発に注力しています。主にハンドトラッキングやハプティクス、モーショントラッキング技術をベースにおいた製品を開発・展開。医療シミュレーション向けデバイス「HaptPencil」の開発なども行っており、要素技術のライセンシングやコンシューマ製品のOEM、toB向けソリューションなどが収益化に成功しています。


(toBからtoC、VRユーザーやVTuberプロダクション、製造業から医療分野まで、幅広い顧客基盤を有している。 画像: Diver-X)

今回、Diver-XはPKSHA Capital・トヨタ紡織株式会社・いよぎんキャピタル・DEEPCOREを引受け先として、約1.8億円の第三者割当増資を実施。日本政策金融公庫からの2,000万円の融資と合わせ、プレシリーズAラウンドとして合計約2億円の調達を実施しました。この資金を基に、研究開発やプロダクト改善を進め、より多くの業界における実用化を目指します。

なお、同社はUnityやUnreal Engineのエンジニア、ハードウェア・ソフトウェアエンジニア、事業開発、デザイナーなどを募集中です。

(参考)Diver-X


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