8月19日、Atlas Directionは遠隔作業支援システム「Atlas Remote」の導入事例を公式サイトで公開しました。導入先は九州旅客鉄道(JR九州)工務部小倉電力区です。
Atlas Remoteはスマートグラスやスマートフォン、タブレット、外部カメラを活用した遠隔支援システムです。WebRTC(ブラウザ上で映像や音声をやり取りする技術)による低遅延・高画質のビデオ通話に加え、相手の映像上を直接指し示すポインタ、静止画にペンやスタンプで書き込んで現場へ送り返す撮影・画像編集、作業証跡やマニュアル作成に活かせる録画機能を備えます。指示者側が使うのはPCブラウザのChromeとEdgeです。建設・公共工事の遠隔臨場のほか、製造業の海外拠点支援やプラント保守、医療・福祉などの分野でも導入が進んでいます。
小倉電力区は変電設備や電車線路といった電力設備の保守・管理を担い、昼夜の別なく輪番体制で業務にあたっています。従来は点検や工事の確認・立会いにあたり、確認する人が現地へ向かうことが前提でした。そのため、限られた人手のなかでは、移動が輪番体制の負担となっていました。また設備トラブルも時を選ばないため、担当者が現場に駆けつけるまでの時間が復旧までの時間に跳ね返る課題もありました。

(ヘルメットにスマートグラスを装着)

(事務所モニターで現場映像を確認)
Atlas Remoteの導入により、現場作業者がヘルメットに装着したスマートグラスの目線映像と音声が、離れた場所の確認者へリアルタイムに共有されます。現地に行かない確認・監視立会いを実現しました。同システムは固定の端末に依存しません。PCブラウザやスマートフォンからも接続できます。そのため担当者が現場や事務所を離れていても、トラブルの一報が入った際に手元の別端末から現場の映像につながってフォローに入れます。
小倉電力区の担当者は、確認者が現地に行くことなく確認・監視立会いができる点を挙げました。そのうえで、安全を重視する業務であるがゆえに本サービスの指向性は高いと感じていると述べています。
