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活用事例 2024.06.27

360ChannelとJA共済連、建物損害調査向けVR研修を開発。VRヘッドセットも280台導入、災害現場対応を学ぶ

株式会社360Channelは、建物損害調査の研修向けにVRコンテンツを開発しました。全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)が280台のVRデバイスとセットで導入し、全国あらゆる場所で研修が可能に。実際の現場に行く必要なしに、効率的な学習が可能になります。


(画像: 360Channel)

困難な「災害現場」での実地研修、VRで擬似体験・効果的に学習

「建物損害調査」の研修は、映像視聴や座学が中心でした。この方法は手軽である一方、実際の災害現場に出向くのは困難であり、現地での経験が不足しがちです。今回360ChannelはJA共済連と協力し、より効果的な学習を促進するため、VRコンテンツ開発を行いました。


(画像: 360Channel)

この研修用VRコンテンツは、「地震」「風災」「水災」といった、複数の災害シナリオを想定しています。実写パートとCGパートで構成されており、受講者はVRデバイスとコントローラーを使用し、実際の調査員が災害現場で行う作業をVRで体験できます。没入感のある学習により、実際の調査に必要なスキルを、効果的に身につけることができます。

また、現場での調査業務だけでなく、被災者とのコミュニケーション方法なども学べるため、実際の災害時における対応力の向上も見込めます。


(研修中の様子。 画像: 360Channel)

これに合わせ、JA共済連はVR機器280台を導入しました。全国各地で共通の研修が可能となり、効率的なスキル向上を図ることができます。さらにゲーミフィケーション要素を取り入れたことで、学習者のモチベーションの向上も期待されています。

(参考)360Channel


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